『強迫性障害(Obsessive–compulsive disorder:OCD)』とは、まわりの人から見て意味のない行動を、自分も意味がないと気付きながら何度も繰り返してしまう、精神障害の一種のこと。
昔は「強迫神経症」とも呼ばれていた。
男女の発症率はほぼ等しく、患者数は全人口の約1.2%といわれている。(引用:Wikipedia)
強迫性障害は、繰り返してしまう行動によって、いくつかに分類されている。
例えば、汚れが気になって何度も手を洗う行動は、「不潔恐怖症」に分類される。
「潔癖症」と表現されることも多い。
「汚れたので洗う」という行為は、ごく一般的なものだ。
しかし、数十分以上洗い続ける、あるいは、汚れていないのに1時間置きに洗うなど、度を越して繰り返す場合に強迫性障害と診断されることがある。
また、一般的な指標とは異なるこだわりのもとに生活するため、「体が汚い→汚いものに触れられない→だから洗わない」といった、他者からは理解されにくい思考や行動をとる場合もある。
私は、身近な人々からいくつかの行動についてたびたび指摘を受けることがあるが、普段の生活に支障がない(と私は思っている)。
このため、医者にかかったことはなく、強迫性障害と診断されたこともない。
しかし、指摘された行動が自分でも面倒だと感じることもあるため、ここでそれらの行動と、なぜそのような行動をとるかについてご紹介する。
■確認行為
『確認行為』とは、その名のとおりやたらと確認する行為のこと。
行動原理の根本としては、「心配だから」というものがほとんどだ。
世間一般でも、心配事を確認することは普通にあることだとは思うが、私の場合は確認している時間が長いため、よく突っ込まれる。
例えば出かけるとき。
まず、火の元を確認する。
家の中で、火が出る場所(コンロや灰皿等)を、実際にその場所や設備に触れながら、遮断、鎮火できているかチェックする。
1箇所につき、大体3~4回行う。
次に家を出た際、ドアの鍵がきちんとかかっているか、ノブを引っ張っりガチャガチャして確認する。
しっかりとチェックするため、親に「ドアが壊れる」と注意される程度の力加減で行う。
これは鍵をかけた後に必ず、5~6回行う。
たまに、施錠の確認儀式終了後に、その行為をよく目撃している身内がふざけて、「ドア閉めたっけ?」などと言おうものなら、きちんと戻り、また5~6回ほど確認する。
ほかにも、食事や買い物でバッグから財布を出した場合も同様の行為が発生する。
支払いが終わり、財布をしまった後、バッグの中にきちんと財布が入っているか、また財布の中のカード等は無事か、ついでに家の鍵などもあるかを、5周ほど確認する。
もし落としてしまっていた時、誰かに持っていかれたら、などと考えるため、財布を出した場所に可能な限り近いところで確認する。
基本的にはその場で行う。
そのため、レジの前でバッグの中を見つめ、微動だにしない姿を晒す事になる。
さすがに、後ろに並んでいる人がいる場合は少し離れた位置に移動するが、それでも店の中で行う。
そのため、万引きに間違えられることもある。
また、この行為を初めて目の当たりにした人や、親切な店員さんが「どうかしましたか?」などと話しかけてきた場合、これまでの確認はリセットされ、もう一度はじめからやり直すことになる。
これらの行動は、自分でも過剰であると認識しているが、十分に確認しないと落ち着かず、ほかのことが手につかなくなる。
具体的には胸の辺りがザワザワする感じだ。
このため、たとえ寝坊して遅刻しそうなときでさえ、この行動を抑制することはできない。
むしろ、「焦っているから不十分かもしれない」と、普段より入念に確認する。
火の元や施錠については、出かける前というクソ忙しいタイミングで発生するため正直煩わしいし、財布の確認は同行している人を少なからず巻き込んでいるため迷惑極まりない行動であるが、なかなかやめることができずにいる。
・・・続く
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