ストレスフリーな生活を目指して

コミュ障の脱サラブログ

尿管結石の症状(痛み方)と処方された薬

初めて尿管結石を発症したのは、私が16か17歳の時だった。

最初は腰のあたりに違和感を感じ、徐々に痛みが強くなっていた。

 

尿管結石の痛み方は人によって異なるらしく、突然気を失うような痛みの人もいれば、我慢できる痛みの人もいるらしい。

私の場合、腰に細くて長い針を刺され、その針の先端をゆっっくりとぐりぐりされるような痛みだった。

気を失うほどではないが、強い不快感と吐き気を伴った。

 

初めての時は原因が分からず、腰痛であると自己診断していた。

しかし、私の様子に気付いた父が、虫垂炎(いわゆる盲腸)だったりするかもしれない、と近所の診療所に連れて行ってくれた。

 

医者に症状を話すと、「尿管結石っぽいね」と言われた。

当時は初耳だった。

続いて検尿したところ、尿に血液が混じっていることなどから、尿管結石と診断された。

 

その際に処方されたのが『ソセゴン』という注射だった。先生は、準備をしながら言った。

 

「この薬、気持ちよくてクセになっちゃう人がいるから気を付けてね。

 この間、窓割られてごっそり盗まれちゃったんだ。」

 

そんな薬を簡単に処方していいものかと恐怖と不安を感じつつ、それでもこの痛みが何とかなるならと、ソセゴンを受け入れた。

 

腕の血管に何かの侵入を感じたその直後、全てから解放されるような幸福感が私の全身を包んだ。

先ほどまでの不快な痛みは微塵もなく、手足は心地よく脱力していた。

 

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先生にお礼を言い、診察室を出ようと立ち上がったところ、足腰に力が入らず椅子から落ちた。

父に体を支えられながら帰宅したが、後から聞いた話では、その時のテンションは異常だったという。

 

家に着いた頃、体に異変を感じた。

ソセゴンの副作用による、尋常ではない吐き気だ。

トイレでえづきながら、医者に処方されていた吐き気止めを飲み、何とか凌いだものの、その後は悪夢のようだった。

 

ベッドに横になっていたのだが、目を開けていても瞑っていても、床が傾いていくような錯覚に陥っていた。

自分の正中線を中心に、左に傾いていき、これ以上傾いたら落ちる!というところで水平に戻る。

これをひたすら繰り返していた。

やがてそれにも慣れ、気付くと私は眠りに落ちていた。

 

夜中、唐突に目が覚めた。

最初、なぜ自分が目覚めたのかわからなかったが、すぐに理由を知ることになる。

ソセゴンの効果が切れ、再び例の痛みを感じていたためだった。

 

痛みに呻きながら、自宅でできる鎮痛薬として処方された座薬を挿入した。

が、痛みが引かない。

後から知ったことだが、座薬は効果が出るまでに1~2時間を要するのだ。

薬が効くまでの時間、ただひたすらに痛みに耐えるしかなかった。

 

翌日、排尿時に何か引っかかるものを感じた。便器を見ると、血液の塊のようなものがあった。

 

これによって、痛みは完全に治まった。

 

 

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